私は産まれた時から「いらない子」と言われて育った。
どうも、金田です。
この話をしなければ前に進まない様な気がして書くことにしまた。
まだ父がいた時、父は結構なお金持ちのボンボンで、今思うとアルコール依存症だったのだと思いますが、毎日毎日、お酒を飲みに行っていました。
暴力など一切無かったおもしろい父でしたが、アルコールが入ると一緒に行った人に全て奢って有り金全部使ってしまう様な父でした。
一方、母は貧乏な田舎育ちで働きながら定時制高校を卒業し、全て自分で賄ってきた様な人でした。
母はいつもアルコールでグチャグチャになる父の事を嘆いていました。
私は、なんとなく父に似ていました。
体の作りも顔も話し方も。
父の家は後継ぎが欲しかったらしいので
私の兄は産まれてとても喜ばれていました。
小さな時、親戚で集まる度に明らかに兄とは違う扱いを受けていました。
父の母つまり祖母から
「産むの男の子だけで良かったのに。女はいっぱいいるんや。」
と母が何度も言われているのを見ました。
母も私がイタズラなどした時に
「ホンマはあんたなんていらん子やったからいい子にしとかんと川へ捨てるで!」
と言いました。
私は
本当は
いい子にしないと川へ捨てられる。
いい子にしないとお母さんに嫌われる。
4歳ぐらいの私の脳にはそれが刷り込まれました。
そののち小学生になり父と母が離婚しました。
その時も兄の奪い合いになった事をハッキリと覚えています。
父の母(祖母)と母が
とてつもないデカイ金切り声で兄の腕を引っ張っていたのも記憶しています。
続きます。