借金まみれの金田なし子は、売れない芸人の嫁

このブログは、夫が一生売れない芸人でアルバイターの為、生活が苦しく子供と夫と自分を養う為にした借金を必死で返済していくブログです。

今から約10年前にターニングポイントがあった。

あの頃の私は、結婚する気などさらさらなく

サークルの友人達と毎日、遊び回っていた。

彼氏もいたし(今の夫ではありません)毎日が充実していた。

 

男女関係無く、気の合う仲間だけが集まって

夏はキャンプ、冬には鍋会などをして

毎夜、毎夜、楽しんでいた。

 

仕事もある程度の責任と、イヤな上司のかわし方も上手く出来る年齢に差し掛かっていた。

ああ、このまま60ぐらいまで行くんだろうな。

まあ、それもいいな。と思っていた。

 

ある日、年に何回かしか会わない同級生に呼び出された。

彼女はいつもとてもにこやかな人だったのに、その日は暗かった。

呼び出した割には、何も用事を伝えずに、

ただただ、なんて事ない話をした。

楽しい一日だった。

 

帰り際、やっぱり気になり

「今日、なんか用事で呼び出したんちゃうん?」

 

って聞いたら

 

彼女は急に表情を変えて

「今日は、ありがと。

実は一ヵ月前、中絶して、なんか色々あって。。。。わたし、もう子供産めないらしいわ。」

 

って、言った。

何度もその事で泣いたんだろうなって顔だった。

なんて返していいのかわからなかった。

 

その後、彼女が

「ウサは晴れないわ。ごめん。でもなんか嬉しかった。」

 

 

と、言った。

 

 

この時の言葉と彼女の表情が私の中に、かなり強く残った。

 

そしてそれは私のターニングポイントになった。

夫の給料8万!の内訳が酷すぎる。

どうも金田です。

皆さんが朝、昼、夕、夜、いつこのブログを見て下さってるのかわからないので、

これからの挨拶は全て

「どうも、金田です。」に統一しようと思います。

まあ、それもすぐ変わりそうな気がしますが、とりあえず今はそうしておきます。

 

 

さて、本題ですが、

 

この借金ブログの皆さんの中に

給料8万円の人はいますか?

小学生の子供を育てなければならないのに

給料8万円の人はいますか?

 

 

うちの夫は給料平均8万です。

これでも一児のお父さんです。

 

そしてその8万円の内訳を今から申し上げますが、多分、大半の人は

(''(''(''('' )!!!

こんな感じになるでしょう。

 

いや、もしかしたら

ε-(=ω´=)凸

こんな感じかも。

 

 

いや、そんな顔文字どうでもええから早よ言えや!って関西人のツッコミが聞こえて来そうなので言います。

 

まず、8万の内の3万が車のローンです。

また、追って記述しますが、

夫は、大概なええ車に乗ってます。

、、、しつこく言いますが、給料は8万円です。

 

 

残り5万なわけですが、

夫は腰痛を患っており毎月、腰痛改善の薬を飲んでいます。約5千円になります。

 

さらに、水道の水を飲むのが嫌いで

「ノドがやられたらライブが出来ない」

などとほざき、通販で買う高い水か、「いろはす」しか飲みません。

他にも、食事の際にお茶を飲むのを嫌い

ビールかコーラしか飲まないので

夫の体内に入る水分に使う費用が毎月約1万です。

 

それだけでなくまだまだあります!!

 

携帯代に約2

美容室代に約1

 

毎月、毎月かかっています。

 

いいですか?

皆さん、8万の給料しかないヤツが

3  車ローン

5 

1  水分

2  携帯

1  美容室

 

合計してみて下さい。

 

75千円になりましたか?

なりましたよね?

 

 

この時点で夫は何も食べずにトイレットペーパー1枚も使ってなかってもこんだけ金がかかっているのです。

 

そして、残り5千円と思うでしょ。

いやはや、それ以上に小遣いせびられて

自分と子供と夫と育ててんのに、

マイナスにさせられてますよ。

 

それでも夫は堂々と言います。

 

「僕みたいな将来大物は働いたら感性がダメになる。」と。

 

、、、、

、、、、、

 

 

。。。。。。

 

 

ダメになれよ!!!

(〝▼皿▼)=3 

 

どこで使うかわからない

いつの将来かわからない

そんな感性の為に、わたし働いてます。

返済日と育児の関係。

おはようございます。金田なし子です。

昨日、今までやってたアメブロの皆さんに

こちらに移った旨の挨拶がやっと出来ました。

 

皆さん、ほんとに心から心配して下さり、

他人だし、顔知らないのに、

なんだかリアルな知り合いよりずっと優しく感じました。

 

あらためてお礼を言います。

ありがとうございます。

 

 

では本題ですが。。。

 

実は私、昨日、仕事を早退いたしました。

それも、子供が熱を出したので学童から迎えに来てと言われたと嘘を上司に報告しました。

 

理由は、

今月27日に支払う為の楽天4万ぐらいと

セディナ3万ぐらいと、ヤフー8000円が

準備出来ずにいたので3時までに銀行に行く必要があったのです。

 

以前に借りている銀行からお知らせがあり、

あと30万借りれまっせ!みたいな連絡があった事を思い出しとにかく早急に銀行に行かねばならないと、嘘の理由で帰ったのです。

 

 

借金をするようになってからと言うもの、、

なんか良いのか悪いのかはわかりませんが、

だんだん肝は座ってきた様に感じます。

少々の事で動じなくなったし、

なんて言うか感情が動きにくくなった感じがします。

 

それは育児にも現れてしまって

借金が上手く返せてる時は、子供に対してとても優しく接する事が出来てる気がします。

 

だからと言って返済厳しい時でももちろん手を出したりはしませんよ!

 

ただ、なんて言うか、

子供がおんなじ悪さした時も

「しかたないなあ。やれやれ。」

┐(´~`)┌ 

って感じで済むのが上手くいってる時で、

 

イライライライラして

「もう!!何やってんのよ」

ε´● 

って言ってしまうのが大体返済日が近づいてきて回せない時な気がする。

 

 

ダメな母だな。

 

とは思うものの、まあ、人間だし。って開き直ってしまう。

 

 

お金はほんとに人を狂わせる。

無ければダメだしあればありがたいけど、

際限なく欲しいと思ってしまう。

私は、この借金全額返済をしながら本当のお金の使い方を学びたいと思っている。

 

借金してる人なら誰しもが憧れる

返済した後、全てを貯金出来たらすぐ大金持ちだ!!!٩(ˊˋ*)و

の、気分。

 

今はきっと、今の私なら使ってしまう。

ご褒美にと言ってなんやかんや買ってしまう。

 

 

そうならない為に毎日、毎日、修行の様に借金を返そう。

それでも夫は、それを仕事と言う。

今までのブログで金田なし子がなぜ「なし子」になってきたか片鱗が見えてきたでしょう。

 

でも、まだ借金する前なので

焦りはあるものの、気持ちにはまだ幾分の余裕がありました。

 

まだまだこれからズブズブ酷くなってゆくのです。

 

さて、夫ですが、

今、現在は朝9時から午後3時までのアルバイトをしています。

週4で。もちろん土日休みで間に1日どっかで休む。

 

 

多分、誰しもが憧れるワークスタイル。

 

ただし、お金があったらね。

 

無いからね。

 

ハッキリ言って無いからね。

 

もう、マジありえないぐらい無いからね。

 

そんなちょっとしか働かんくせにまだ途中で色々休みたがる。

 

基本、仕事したくないんだって。

 

 

生きるなよ!(*`益´*)って言いたいわ。

これで子供1人いるお父さんだからビビるわ。

 

で、夜7時ぐらいから夜中まで

「仕事に行ってくる」と言って出かける夫。

どこに行ってんのかは知らんけど、

次のイベントに備える為、毎日練習に出かける。

 

次のイベントがいつ来るかもわからんのに。

明日かも、一ヶ月後かも、来年かもわからんのに練習と言って出かける。

 

それは結婚してから7年経った今もずっと続いている。

 

でもな、致命傷なのが

全くうまく無いねん。おもんないねん。

全くやで。全く。

 

芸ってさ、絶対センス必要やと思うねん。

 

誰でもやったらええってもんでもないねん。

 

おもんなさすぎ。(;´Д・)

 

 

それでもさ、大きい事務所とか入ればまだなんとか使ってくれる場所とかあるかもしれんけど、自分達で作った弱小事務所で必要経費ばっかり飛んで、全くお金にならない。

 

 

それでも夫は、それを仕事と言う。

 

ライオンやったとしたら嫁ライオンから谷底へ突き落とされるぐらい役立たず。

 

はああ。金田なし子は、今日も不幸。

結婚して数週間で貯金が、、、。

結婚して一緒に住みだしてから数週間後

私の予想もしていなかったら事が起こった。

 

一通の封筒が送られて来た。

その封筒の中身は、かなり分厚い感じだった。

宛名は夫宛になっていた。

 

至急開封!!

 

的な事が書かれていた。

 

夫は、その封筒の存在に気づいていたが、

夫の宛名であっても重要書類的なものは全く開封せず私が開けて処理するものだと決めつけられていた。

 

仕事から帰って慌てて見ると、その封筒には「国民年金保険料納付書在中」と書かれてあった。

中身は「未納」「未納」「未納」の嵐だった。

 

(゚ロ゚; ;゚ロ゚)

何これ?!?!

 

サラリーウーマンをずっと続けて来た私には初めて見るものだった。

 

夫に告げると

「そんなんずっとほっとけばいいねん。

別に取り立ても来ないし、なんにも困った事無いし。」

と、まるでその封筒がくるのは当たり前みたいな扱いに嫌悪感がした。

 

これから産まれてくる子供の為にも、

父親の身に何かあった時、備えておかなければ、、、そう思い、なんの知識も無かった私は免除手続きなどせず全額未納分を支払った。

 

ここでもかなりの貯金を使った。

 

もう貯金は、残りわずかになっていた。

 

まだ結婚して数週間しか経ってないのに、

私の心はどんどん変化していった。

 

だけど、やっぱり

 

赤ちゃんの為にがんばるんだ!

 

ただ、ただ、そう思っていた。

 

 

 

 

 

堕ちていくきっかけ②

住むところもなんとか決まり

マンション契約の際、初期費用を払う時も

 

え??Σ('⌓◉’)

 

と思う事があった。

 

契約日は、以前から決めてあったのに

彼はその日、全くお金を用意していなかった。

なぜだか、別の県の地方銀行にお金を預けていて、カードが紛失して出金出来ないと言っていた。

 

なんだそりゃ。の理由だったが

不動産屋を前に、そう言う理由なんで払いません。なんて言える筈もなく私が全て払った。

 

 

もちろんそのお金は後日返すと言われたが

7年経った今も返ってきてはいない。

 

 

フルタイムで仕事しながら、さらにお腹に赤ちゃんがいるしで、なかなか荷造りは進まなかった。

そういえば、私、身重な身体だったのに、

全く荷造り手伝ってくれなかったな。

いつも忙しいって言ってマンションに来るの夜中だったから荷造りなんか出来ないし、

私、朝早いけどおかまいなしだったな。

 

電化製品は全て私が一人暮らしで使っていたものを使用した。結構大きめサイズだったから支障なかった。

ただ、コタツやテーブル、タンスは1人用なので小さ過ぎたので、彼に相談すると

 

「買いに行こうよ!

僕、ベッドでないと眠れないし、それも一緒にまとめて買おう!」

 

と言った。

正確に言うと「買おう」では無く「買って」だ。

そこでももちろん彼は一銭も出さなかった。

 

 

それでもなんとか、荷造りを済ませ

産まれるこの命のために新しい生活をがんばろうとそう思っていた。

 

引っ越し代、新しいマンションの初期費用、

古い家具の処分代、新しい家具の購入費用

全て合わせると、100万近くの貯金を使った。

 

でも、まだ大丈夫と思っていた。。。

堕ちていくきっかけ① 〜それはホントに些細な事〜

売れてない芸人と結婚するからには

私も多少の覚悟はありました。

 

沢山ではないけど、少しは貯金があったし、

苦労はするだろうけど

2人でがんばればきっと貧乏暮しも楽しいと

思ってた。

 

嘘じゃなく、そう思ってた。

2011年の私は。

 

おかしいと思い始めたのは、入籍をしてからだった。

 

ちなみに結婚式は夫のファンが離れていっては困るという理由でしなかった。

ただでさえ少ないファンだから大切にしたいと思っていたので、それも構わないと思っていた。

 

、、、で、入籍してから

2人で住むマンションを決める事になった。

 

彼は実家暮らし。私はマンションに一人暮らしだったたので、当然お金を節約しようと私のマンションに2人で住もうと提案したが、

独身者が多く住むマンションだった為、

ハッキリとは言われないが子供が産まれる事がわかると大家が難色を示し、新しいマンションを探すしかなかった。

 

一人で住んでいたマンションは月4万だった。

 

不動産屋に2人で回ったが

 

夫が不動産屋に対し必ず

「僕は芸人で、夜、大声で練習したりするので、その事を許してくれるマンションでお願いします!」

 

と言った。

そんなバカ正直に言わなくてもいいのに。。

って私は思ったが、

子供も産まれるし、うるさいと言う事で文句を言われるのはイヤだったので、

私もそれに従った。

 

さらに追い討ちをかけたのは東日本大震災だった。

新しくマンションを借りるならば、

なるだけ高台に。

私だけでなくあの頃はみんなそう思ってた。

あの凄まじい地震の映像が毎日テレビで流れて、何人も悲しい思いをされてるのを見ると

子供を守らねば。

そう思わざる得なかった。

 

 

そうして数々の条件を満たし、新しく借りたマンションは7万円だった。

前のマンションより3万円高かったが

その頃の私は、3万ぐらいなら節約したらなんとかなる!と高を括るっていた。

 

今、思い出しても苦しさが蘇ってくる。。。