借金まみれの金田なし子は、売れない芸人の嫁

このブログは、夫が一生売れない芸人でアルバイターの為、生活が苦しく子供と夫と自分を養う為にした借金を必死で返済していくブログです。

いつの間にか私は洗脳されていた。

どうも金田です。

今日も相変わらず借金まみれの毎日です。

まあ、追い追い書いていきますが、

私の借金返済は、夫は何も手伝ってはくれません。

私の借金は、私の責任だと言われています。

 

なので毎日、必死に働いています。

 

 

 

 

さて、本題。

義父や義母にも会い、うちの家族にも夫を合わせ、結婚しましたが、

前のブログにも少し書きましたが、

夫のファンが減ると困るとの理由から結婚式をせず、誰にも内密にして欲しいと頼まれました。

 

私は友達がたくさんいたので、妊娠してる事がわかると困ると言われ、誰にも会わなくなりました。

 

 

私は、そのお願いを聞くべきではありませんでした。

その事は、今でも、とても後悔しています。

 

たった数人のファンの為に(ほんとは違う理由があったのですが、それはまた後日)

たくさんの友達を避けた私。

 

仕事と家をひっそりと行き来するだけの日々。

大きくなっていくお腹。

誰にも会えない孤独感。

妊娠、出産への不安。

 

 

いつの間にか私は、自分の世界は夫とお腹の子供だけになっていました。

 

私は産休はほぼ取らず、出産4日前まで働きました。

私の仕事は、かなり特殊で職場の人にも働き過ぎと心配されましたが、

私が社会と繋がる唯一の場所だったし、

何よりも、出産前なのに貯金がもう数えるほどしかありませんでした。

 

家族にも受け入れられず、

親戚にも内緒にされ、

友達にも会えず、

私はどんどん孤独になり、

どんどん不安になり、

どんどん性格が変わっていきました。

 

この頃の私は、

夫と子供だけしかいないと思うほど

洗脳されていったのです。

 

マタニティブルーも重なり、

もう人格はすっかり変わっていました。

 

義父、義母との関係。

どうも金田です。

皆さん沢山、見に来て下さりありがとうございます。

 

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この情けない金田に合いの手を。柏手打ってどうする。笑)

 

 

 

 

さて、本題ですが

結婚とは、やはり付き合うってのとは違う感じがします。

まあ、私が真面目過ぎるのかもしれませんが、付き合うって言うのは個人    個人って感じで、結婚って      家って感じがします。

 

当然、私達も結婚となると親に言わない訳にはいかないので、まず報告しようということになりました。

 

 

日取りを決め、手土産も買い、準備万端でゲロ男の家に向かいました。

 

ピンポーン

と押しても誰も出てこないので、日にちを間違ったのかと勘違いするほど、歓迎されていませんでした。

 

 

ゲロ男が鍵を使って実家に先に入り、

リビングに呼び入れてくれました。

義父は座っていましたが、

義母は完全にソッポを向いていました。

私の存在が見えないのかと思うほど無視されました。

 

いくら無視されようが報告しない訳にはいかないのでゲロ男が義母に席に着くように促し

報告が始まりました。

 

結婚すること、

私が年上なこと、

妊娠のこと、

 

を報告しました。

 

 

義母は、事前にゲロ男から聞いていたのでしょう。

報告が終わると今度は自分の番だ!と言わんばかりに顔を鬼の様に真っ赤にしながら、

 

 

「あんた!何やってんのよ!結婚の報告だけならまだしも妊娠なんて!!!

年増のクセにそんな事もちゃんとできんのか?!!

親戚にも恥ずかしくてなんにも報告できへんわ!!!

年増のクセに!!!」

(〝)=3 

 

 

 

「年増のクセに」を2回言いました。

 

 

 

まさか、義母にコンドームちゃんとつけてましたけど、ピル切れてたんですわ!とか

2回しただけなんですけどね。とか

言えるはずも無く、私は他にもいっぱい罵られたけど、今後の事を思い、我慢して、

はい。その通りです。みたいな顔をして静かにうつむいていた。

 

義父は何も言わず、

そして、夫となるはずのゲロ男は

なぜかニコニコしながら聞いていた。

 

 

 

守ってよ。

こんだけ言われてんねから、かわいそうと思って守ってよ。

何ニコニコしとんねん!!(*`益´*)

 

 

そうして、私達の報告は最悪なものになった。

結婚して7年が経とうとしているが、今でも私はこの日言われ、罵られた事は絶対に忘れない。

絶対!老後見てやるもんか!そう誓っている。

命の自覚と自分の気持ちと号泣と。

ゲロ男に電話した。

 

大切な話があると言った。

家に来てゆっくり話さなければならないと。

 

 

ゲロ男は神妙な面持ちで家に来た。

別れ話を切り出されると思っていたらしい。

 

私はしばらく黙っていたが、

黙っていても仕方がないのでハッキリと事実を述べた。

 

 

 

「お腹の中に赤ちゃんがいます。

あなたと、私の赤ちゃんです。

まだあなたとは結婚していないし、私にはあなたを縛る事も出来ないので、あなたの今の気持ちを正直に聞かせて下さい。」

 

やや下を向きながら話をした。

 

、、、、、、、、、

 

、、、、、、、、、

 

 

沈黙が流れた。

 

 

『ああ、やっぱりな。そりゃそうだよな。

年上なのに、ちゃんと避妊しろよ!とか思ってんのかな。めんどくさいババアだなとか

思ってるよな。』

 

 

自分自身も中絶を考えたくせに、

私はすっかり被害者面になっていた。

 

 

多分、たった数秒の時間が長く長~く感じた。

 

あまりにも長く沈黙が続いた気がして、ゲロ男の顔を見ようと、顔を上げると、、、

 

 

ゲロ男が号泣していた。

涙も鼻水もズルズルになりながら一切すすらずにニコニコ笑いながら泣いていた。

 

 

「良かった!2人の赤ちゃんだね!

めちゃくちゃ嬉しいよ!ありがとう!

ありがとう!」

(┳∧┳)

 

私の予想に反して、ゲロ男は喜びで、咽び泣いていた。

 

その反応を見て、私も初めて声を上げて泣いた。

 

 

ありがとう!ありがとう!

 

とお互い言いながら泣いた。

 

強がっていたけど、、、

赤ちゃん、下ろしたく無かったんだ。

赤ちゃん出来て嬉しかったんだ。

 

そんな自分の気持ちに初めて気付かされた。

 

 

、、、この時は、それが借金地獄の始まりになるなんて、思いもしなかった。

 

 

ただ、ただ、産まれくる命を愛おしく感じ、

喜びに溢れていた。

たった2回が一生を変えた。

あの夜の後は私が忙しくなり会っても少し話すだけとか、外食をしたりするだけで

行為らしき行為が無かった。

 

だから安心しきってたのに、

ある日、生理が来なかった。

、、、それでも、時々不調な事あるし、

ぐらいに軽く受け止めていた。

さらに次の月も生理が来なかった。

 

 

なんだかおかしい。

いつもと違う。

なんだか変だ。

自分だけど自分じゃ無いような変な感覚があった。

 

そう思いながらその感覚を無視していた。

 

ある日、私の町に桂一門の落語がやってきた。

私は落語が特に好きなわけでも無かったが

チケットを手に入れたので聞きに行った。

 

最後に桂文珍さんが出てきていくつか落語を聞かせてくれた。

その中に、子供が生まれてくる事になっててんやわんやするって感じの落語があった。

 

面白い話だった。

 

自分の中にストンと落ちるものがあった。

 

その帰り道、薬局へ寄って

 

 

「妊娠反応検査キット」を買った。

 

家に帰ってすぐ、当たり前みたいにトイレに入り検査キットに尿をかけた。

 

はっきりとそう出ていた。

 

あの夜と朝の2回だけ、、、

本当にあの2回だけで

出来てしまった。

 

 

 

どうしよう。どうしよう。

:(;゙゚'):

どうしよう。どうしよう。

 

頭にその言葉がグルグル回った。

いきなり現実が押し寄せてきた。

頭が真っ白になった。

、、と同時に明日婦人科行ってちゃんと調べなきゃ!!

 

下ろすならいつまでなら大丈夫なんだろ?!

 

焦りながらも、私は赤ちゃんとサヨナラする事ばかり考えていた。

 

 

そう、下ろそうと思っていた。

産んでもしかたないと。

 

なのに、頭の中ににあの彼女の声が響いた。

 

「私もう子供、産めないんだ」

 

って。何回も何回もリフレインされた。

 

私はすでに35歳以上になり、充分すぎるほどリスクの高い高齢出産適応者だった。

 

 

今、産まなかったら、次はもう無いかもしれない。

 

悩んだ。

悩みまくった。

 

ゲロ男と結婚し、生命を誕生させるのか、

紙切れにサインしてもらい赤ちゃんの命を絶つのか。

 

、、、、ズルい私は決めかねて

 

ゲロ男に電話をした。

 

今ある事実だけを話そう。それでゲロ男がなんて言うかでまた考えよう。

 

そう、私は逃げた。考える事から。

自分の身体なのに。大切な命なのに。

 

 

 

 

 

全てはここから始まった。(大人な内容含まれてます。ごめんね。)

それからまた何ヶ月かが経った。

 

当時付き合ってた彼氏も、とんでもないヤツだったので別れた。

(これはまた番外編としてのちに書きます)

 

しばらくしてゲロ男がワンマンライブをするので司会をして欲しいと頼まれた。

 

告白はされたものの、何ヶ月も経っていたし

、ゲロ男も冗談だったかもしれないし、仕事だし、彼氏とも別れていたし、やましいことは何も無いし、

 

まあ、OKした。

 

一緒に仕事をしてみると芸人としては、

一生懸命だった。

ゲロ男は、コンビを組んでいるのだが、

相方よりははるかにキチンとしていた。

 

その姿勢を買ってその後、何回か彼らのステージの司会をした。

 

バックステージで話すのは主に芸の事、

私もゲロ男もプライベートをあまり話さなかった。

 

最初は、23人しか来なかった客も

結婚式場のスタッフなどにも宣伝してもらい

半年経つ頃には、30人ぐらいにはなった。

 

その半年間、ゲロ男は私と仕事でしか会わなかった。バックステージでの会話もほぼ同じであったが、ゲロ男はいつも私を口説いていたが無視していた。

 

 

同じ様な事が続いていたが、ある日、

バックステージに1人の女性がきた。

ゲロ男の大ファンだと言った。

そして、

 

「付き合って下さい!ずっと見てきました!本気なんです!」

♡(//*■*///)♡

と顔を真っ赤にして言った。

ゲロ男は頭をカキカキしながら照れていた。

 

 

 

その様子を見て、私はなんだか、自分の中にモヤモヤとしたものを感じた。

 

今まで無かった感情だった。

私を好きならサッと断れよ!(ε´●

 

私は自分がゲロ男を断り続けていたのにも関わらず、そんな事を思った。

 

それは明らかに嫉妬だった。

 

 

その夜、初めてゲロ男から呼びだされた。

 

「今日の、見てた?僕が好きなのは金田さんなんで、断ったよ。でも、こんなに仕事の話だけで相手にされないなら、もう諦めるし。

ほんまにあかんの?

僕と付き合えんの?」

 

と、聞かれ、嫉妬も手伝って私は「良いよ」と言った。

そして、その夜、身体の関係を持った。

 

 

今までも付き合った人はいたし、身体の関係があった事も山ほど(山ほどは言い過ぎか。)あったし、それでも妊娠した事など無かった。もちろんつけるものはつけていたが、

私は普段からピル(避妊薬)を飲んでいた。

 

そのピルがたまたま切れていた。

ああ、明日、産婦人科にもらいに行かなきゃ。そんな事をしてる最中に思ったのも覚えている。

 

その夜と、起きてからの朝、合計2回した。

相性は良かった。

顔も好きだし、まあ、付き合うぐらいいいかと思った。

 

何より私はあのモヤモヤとした嫉妬心が自分の中から消えた事に安堵していた。

 

 

 

ゲロと告白

ゲロまみれから何ヶ月も経ったある日、

友人のウエディングプランナーから電話があり、

あのゲロ男が謝りたいと言っているから

メールを教えても良いかと言われ

 

何ヶ月も経ってから何やねん!

(〝)=3 とは思ったものの、

逆に何ヶ月も空いた事で、悪臭も忘れ、

まあ、謝るなら許してやってもいいかなと思った。

 

、、、あの頃の私はホントに気持ちにも金銭的にも余裕があり、優しかった。

 

 

で、ゲロ男からメールがあり

直に謝りたいので会って欲しいとの事だった。

なんなら美味しい食事でも一緒にどうかと言われた。友人のウエディングプランナー(長いので仮に「ウエこちゃん」とする)も一緒にとの事で3人で食事に行った。

 

ゲロ男は絶対飲まない約束で行った。

 

。。。。食事に行くとゲロ男はひたすらに謝った。

そして、なんと新年会の席順は、仕組まれたものだった事がわかった。

 

ゲロ男は私に一目惚れをし、

ウエこちゃんに頼み、席順を仕込んだらしかった。

ゲロ男はその時、私に良いところを見せようとはりきって張り切りすぎて弱いのに飲み過ぎてゲロを吐いたとの事だった。

 

私はゲロを謝られ、ついでに告白もされた。

(/|||| ̄▽ ̄)

 

。。。嬉しくは無かった。

 

私は彼氏もいたし、即答で断った。

 

 

それで終わると思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ターニングポイントその②〜夫と出会った日〜

皆さんこんにちは。

どうも、金田なし子です。

昨日の台風は凄かったですね。皆さんの街は大丈夫でしたか?

金田んちは、まあ雨風酷かったものの、大層な被害には合わずにいられました。

 

 

さて、本題です。

その後、特に彼女(一個前のブログ参照)

https://kanedanashiko.hatenablog.com/entry/2018/08/23/051243

 

と会うこともなく日々は忙しく過ぎていった。

 

私は平日のサラリーウーマンとは別に時々バイトをしていた。

それは友達が結婚式場のウエディングプランナーをやっていて、

その結婚式場の司会を任されたりする事が多々あった。

 

自分で言うのもなんなんですが、

私の司会は評判が良く、地元で口コミで広がり、縁起の良い日曜日などは、かなり忙しかった。

 

その結婚式場で、夫と初めて出会った。

 

夫は賑やかしの為の出し物として呼ばれていた。

 

おっ!顔かっこいいじゃん!

 

とか思ったけど、

出会った時は、私には別に彼氏がいたし、

少しは話したけど、年下だし、芸人やってるとか言うし、全く関わる事ない他人だし、

ああ、まあ、そうか。がんばれよ。みたいな気持ちで見てた。

 

ほんとに、ただそれだけだった。

 

まさか!その人が自分の夫になるなんて思いもしなかった。

 

その後も同じ結婚式場で何度か会うようになっていたが、私は相変わらず

ああ、そうか。がんばれよ。

みたいな他人な気持ちのままだった。

 

 

しばらくして、結婚式場のスタッフみんなで新年会があると言うのでそれに参加した。

 

そこに夫も来ていた。

たまたまクジで隣になったのが夫だった。

そして2次会でお酒の弱かった夫が

私の服にゲロを吐いた。

 

まあ、昭和のドラマでも無いような

びっくりするぐらい最悪な展開だった。

私はゲロまみれになり、凄まじい悪臭になり家に帰った。

 

 

なんやねん?!コイツ!

酒の飲み方も知らんかったら酒飲むなや!!

人に吐くとか最悪やないか!

かっこいいとかちょっとでも思って損したわ!!!!

(〝)=3 

 

私は二度とコイツには近寄らないでおこう

(別に今回も自分から近寄った訳じゃ無くクジだったけど)と思った。

 

、、、、そうしとけば良かったんだ。

、、、、そうしとけば今頃こんな不幸にならなくて済んだのに。。。

 

 

次に続きます。長くてごめん。

でもこの経過を書かないと、なんだか私の気持ちがおさまらなくて、次に進めないの。

 

みなさん、もう少しの辛抱です。

お付き合い下さい。